緻密なタンニンの詰まったフルボディながら、重さに頼らず豊かで優雅、美人な味わいのワインです。
カベルネ・ソーヴィニヨンが生む精妙なフィネスをボルドーワイン以外で経験するのは稀だと思うのですが、正にそれを備えたスマートな仕上がりに、シラー由来の個性的な香りやシルキーなタンニンの甘苦味、豊かなミネラル感が心地よいバランスでプラス。フルボディでありながらエレガントな飲み口です。
※写真は2016年産ですが、販売商品は2019年産です。
【産地】 France/Coteau d’Aix-en-Provence フランス/コト-・デクサン・プロヴァンス
【生産者】Chteau Virant シャトー ・ヴィラン
【品種】カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー
【収穫年】2019年 【アルコール度数】15%
【輸入業者】(有)三幸蓮見商店
【生産者紹介】
Chteau Virant シャトー ・ヴィラン
小高い丘の上に大岩が集まった場所を、遠くから見ると城壁のように見えることから“シャトービラン”と呼び、石器時代から存在。古くは宗教的な儀式や祈りを捧げる場所だったと言われます。1970年代にシェラン家がシャトーヴィランの麓の土地を取得、葡萄とオリーブの木を植え少しずつ耕地を広げていきますが、石灰質土壌、絶え間無く吹くミストラル、温暖な気候、日照時間も多く、好条件に恵まれ、やがてこの地方の代表的なワイン生産者に成長します。シャトー・ヴィランは、2012年にフランス国内で最初に無形文化財企業(EPV)に認定され、さらに2016年には、現当主のクリスチーヌ女子にレジオンドヌール勲章が授与されています。