スペイン随一の技術と知識を持つ醸造家ラウル・ボベ氏が、世に問う究極のロゼ。
ジャナとはサンスクリット語で瞑想の一種の意。輝きのある美しく淡いサーモンピンク、チェリー系のエレガントな香りなどのロゼらしい魅力とともに、適度な厚みと滑らかさ、心地よいアタック、樽からの繊細なニュアンスが絡み合い、非常に長く複雑な余韻が続きます。果実味より、深み、複雑さ、余韻の長さとスケールを楽しむことを追求して造られた究極のロゼワイン。長期熟成のポテンシャルと複雑さが圧倒的な存在感を放っています。
【産地】 Spain / Catalunya/D.O.Costers del Segre
スペイン / カタルーニャ /ガリシア /D.O.コステルス・デル・セグレ
【品種】 メルロ90%、プティ・ヴェルド10%
【収穫年】2018年 【アルコール度数】13%
【生産者 】CASTELL D’ENCUS カステル・デンクス
【輸入業者】(有)ワイナリー和泉屋
【生産者紹介】
CASTELL d'ENCUS カステル・デンクス
スペインワイン界では誰もが一目置く醸造家。ヨーロッパ最高と言われるワイン研究所を持つトーレス社で16年間醸造責任者として活躍し、スペインで最も知識、経験を持つ醸造家のラウル・ボベ氏。短所は『完璧主義』という。
そのラウル・ボベ氏が、カタルーニャ州の内陸ピレネー山脈標高1000mの地にあるPallars Jussa(パジャルス・ジュサ)という地区で、今まで培ってきた知識、経験を全て注ぎ込みワイン造りを始めたボデガ「カステル・デンクス」。エリアはもちろん、スペインを代表するボデガとして世界中のスペインワインファンから注目され、多くのワインジャーナリストも大絶賛しています。
パジャルス・ジュサという地区は、D.O.コステルス・デル・セグレの最北に位置し、ピレネー山脈手前の山の斜面にあり、気候も環境も他の地区と全く異ります。「世界的な温暖化に対応するため、自分の目指すスタイルのワインを造るために、標高が高く冷涼なだけでなく、葡萄がきちんと成熟する環境があるか、日照量、ミクロクリマ、土壌、全てに納得できる場所を見つけたかった。」と語るラウル・ボベ氏。
北の地で標高が高いため、雹や氷結、霜の被害のリスクも高い。「標高が高いから良いワインができるというわけではない。逆に難しいことのほうが多い。完璧に適した場所を選ばないと良いワイン造りはできない。収穫期は雨が多いので、いつも斜面を選ぶ必要がある。温度、日照量のバランスが完璧でなければならない。未熟の状態になるケースが多い。剪定、接木、栽培方法など、非常に注意を払ってやる必要がある。」 と厳しい環境下でのワイン造りは、高い醸造経験を持つ人物だからこそ成しえるもの。